Netflix「21世紀病の7不思議」出演者たちはネットフリックスに不信感!私たちは精神疾患じゃない!

Netflixのオリジナル作品「21世紀病の7不思議(AFFLICTED)」は原因不明の病に苦しむ7人が、病状回復への答えを模索するというドキュメンタリーです。
この作品には、原因も治療法も不明の病に苦しみ、なんとかして病を治したいと模索する7人が紹介されます。
しかし、この作品が公開されると、出演者たちが「こんな内容になるなんて聞かされていなかった」とネットフリックスに不信感を抱いているといいます。
この記事では、作品に出演した7人をご紹介します。そして、彼らが不信感を抱いている理由を調べてみました。

「21世紀病の7不思議(AFFLICTED)」出演の7人

①CARMEN(カルメン)


引用:Netflix
カルメンは電磁波過敏症です。電磁波が近くにあると体に様々な不調が現れます。
もともとカルメンは教師でしたが、原因不明の不調が現れるようになりました。
MRIやCTスキャン、血液検査など様々な検査を行いましたが、わかりませんでした。
すると、カルメンは自分は電磁波過敏症だと言い始め、断固として譲らなかったそうです。

電気がたくさん通っていると焼かれているような感じがしたり、不整脈や息苦しくなったりするそうです。
なので、カルメンの生活は大変です。
家ではWi-Fiはやめて、すべて配線接続にしたそうです。
以前ワイヤレスマウスを使っていたときは手や指に痛みがあったため、有線マウスに変えました。
長いメールを書くときはタイプライターを使います。
パソコンを長く使いすぎると顔が皮膚炎で赤くなり、頭痛がするそうです。
また、汚い電波をカットするフィルターというものをコンセントにさしています。
周波数によって痛みが変わるそうです。
買い物に行くのも一苦労。蛍光灯がダメだから急いで買い物しないといけません。

カルメンには夫がいますが、夫は「彼女の行動にはつじつまの合わないこともある」と言います。

カルメンはウェストバージニア州のグリーンバンクに引っ越したいと考えています。
グリーンバンクには天文台があり、電波観測所になっています。
電波によって天体観測を行っているので、この一帯は電波静寂地帯になっています。携帯も使えません。
カルメンは夫を置いて、短期間グリーンバンクで過ごすことにします。

グリーンバンクにはカルメンと同じように電磁波過敏症で悩んでいる人たちが暮らしています。
ここに来てからカルメンは症状が良くなったそうです。
家族が家に残っているので、まだグリーンバンクに越すことはできないけれど、いつかここに住みたいと考えているようです。

②Jamison(ジェイミソン・ヒル)

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jamison Hillさん(@notlikethewhiskey)がシェアした投稿


ジェイミソンは24時間寝たきりで、起きて食べたり入浴したりトイレにもいくこともありません。
介護が必要です。もう2年以上部屋を出ていません。
動くたびに痛み、1日の終わりには体が脈打つように痛くなったり、意思に関係なく体が突発的に震えたりするそうです。
話すのも大変で多音節の言葉や短い文を発するとあごやのどに激痛が走り、息切れしてしまいます。
また、光や音にも過敏で、耳栓をつけ、カーテンは時々少し開ける程度。

以前はフィットネスが好きでブートキャンプのビジネスをしたいという夢もあったそうです。
写真だとかなりマッチョですね。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jamison Hillさん(@notlikethewhiskey)がシェアした投稿


しかし、大学生の時、キャンパスに車で向かう途中、追突事故を起こし、相手は亡くなったそうです。
そのころから疲労感を抱えるようになったそうです。
何人もの医者に診てもらい、最終的に専門医にMEと診断されます。
ME(Myalgic Encephalomyelitis)は筋痛性脳脊髄炎のことで、慢性疲労症候群とも呼ばれています。
ただ、多くはわかっていないけれど、MEはトラウマと関係しているとも言われているそうです。

エリック・ゴードン医師が往診に来てくれ、事故で首を損傷したことも原因の一つかもしれないとも言われます。

作品の中では2年ぶりぐらいに車いすで家の外に出ることができた様子が写っています。
インスタでの最近の様子を見ると、徐々に良くなってきているのかなという感じもします。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jamison Hillさん(@notlikethewhiskey)がシェアした投稿

 

 

③Bekah(ベカ)

ベカは、ライム病が原因の慢性カビアレルギーです。
カビアレルギーは専門家によると、カビを吸ったり触れたりすることでアレルギー反応を起こします。
でもそれは一部の人だけにしか発症しないそうです。
べカはネットで知り合ったジェシーと付き合っています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jesse Bercowetzさん(@jessebercowetz)がシェアした投稿


ニューヨークに住むジェシーのアパートに引っ越してから鼻血が出るようになり、体中が真菌に感染したそうです。
そして、アパートがカビだらけだということに気づきました。
そこで、アパートを出て、カビを避けるためにカリフォルニア州ユッカ・バレーの砂漠にワゴン車を止め、その中で暮らしています。
ベカの症状としては、口や皮膚、膀胱が焼けるような痛み、疲労感や記憶喪失、また、いつも高熱があり、口の中に血がたまっているそうです。
解毒剤やさまざまな薬を飲み、様々な代替療法を試しています。
ベカは誰かの世話なしでは生きていけません。
でも、恋人のジェシーはハーバード大学神学部への全額給付の奨学金を受け取ったため、ベカと離れて大学に通うことになりました。
そこで、ベカの兄弟のニックに世話をしてもらうことになります。

ニックは解決法を探るため、様々な医師に診てもらいます。
静脈内注射による
幹細胞治療を受けることにしますが、合計2万5千ドルかかります。
しかし、診療所はすべての治療を無料で提供すると申し出てくれました。
でも、ベカは断りました。
直感的に危険だと思ったそうです。
高額なのに無料なんて効果があるのかと聞いたら、あなた向きではないと言われたそうです。
家族が寄付を集め、防菌トレーラーを購入しました。

④Star(スター)


引用:Netflix
スターはセリアック病、甲状腺炎、橋本病などの自己免疫疾患、ジストニア、三叉神経痛などさまざまな病気にかかっています。
次から次へと違う病気にかかっていくのです。
原因不明の症状に苦悩しますが、慢性疾患の専門家クリングハルト医師に診てもらい、慢性ライム病と診断されます。
そして、彼の病院に2週間通院することになります。
2週間の治療プログラムを受け、良くなりました。

⑤JAKE(ジェイク)

ジェイクは若き音楽家です。
テレビ局のエージェントからオファーがあり、重役と会うことになりました。
しかし、その時ストレスからひどい頭痛に襲われたそうです。
まさに努力が報われるという時に病気になり、話はなくなってしまいました。

様々な医師に診てもらい、結局、ホメオパシーの医師にライム病と診断されます。
ジェイクの症状(関節痛、筋肉痛、心身の疲労など)は慢性ライム病の症状にすべて当てはまるため、その診断を信じています。
しかし、慢性ライム病の決定的な治療法はないため、免疫力強化のためにホメオパシーを実践しています。
デトックスのための遠赤外線サウナや、リンパの流れをよくするためのドライブラッシングやジャンプ・・・。

ジェイクは遠距離恋愛中の彼女ブレイデンと一緒に代替医療のセンター「ハンサ・センター」で治療することにします。
しかし、症状の改善は見られませんでした。

でも徐々に良くなっていて、婚約もして、作曲もできるようになりました。

⑥Pilar(ピラー)

 

この投稿をInstagramで見る

 

Pilar Olaveさん(@pilarolave)がシェアした投稿


ピラーは多種化学物質過敏症(MCS)です。
化学物質にネガティブな反応をする人を総称していいます。
香水やガソリン、排気ガス、喫煙など臭いが強いものに頭痛や関節の痛み、吐き気などを催します。
化学物質を避けて隔離生活を2年間続けています。
着る服は100%オーガニックのコットン。
食べ物も限りなく清潔なもの。水道水は飲めません。

ピラーは、もともと何本かのCMやテレビドラマにも出ていました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Pilar Olaveさん(@pilarolave)がシェアした投稿


しかし、症状が出始め、続けられなくなりました。
ピラーのアパートでは2年以上ガス漏れしていることが分かったそうです。
それによって、神経系や免疫組織、脳も傷ついたと言います。

結婚していますが、夫のジェフとは別居しています。
病気になったばかりのころ、ジェフに病気を理解してもらえず、夫婦関係が悪化したそうです。
ジェフが近くにいると、悪い反応が出てしまい、ジェフのにおいにもかなり敏感です。
医師は、特定の状況で反応を示すなら過敏症だが、ある状況下でのみ症状が強くなるなら精神的疾患だと解説しています。

ピラーはありとあらゆる治療を受けていますが、どれもかなり高額です。
治療費や生活費などはジェフがすべて払っています。
しかし、ジェフの貯金はつき、持ち家を貸すことになります。

「ジェフはピラーのことを支えればいつか前の関係に戻れると思っているかもしれないけど、ピラーはジェフをもう夫してみることはできない」とピラーは言います。

ピラーは徐々に回復して、演技の仕事も再びできるようになりました。

⑦Jill(ジル)


精神療法士のジルは、多種化学物質過敏症です。
パートナーのジェニーンと一緒に暮らしていますが、ジルの病気のために、家を改造します。
しかし、この家はジェニーンが購入した家でした。
ジェニーンはやっと理想の家が購入できたのに、壊され、つらかったそうです。

友人のレオナルドはジルの言動が一貫していないと言います。
彼は離婚などのストレスが原因ではないかと言います。

ジルはコロラドの環境医学の専門家ナギー医師に診てもらいます。
しかし、ナギー医師は仕事を辞めてコロラドに引っ越すことを勧め、どんどん高額な治療を提案してきます。
ジルとジェニーンは話し合い、コロラドに移ることを検討しています。

 出演者がネットフリックスに不信感を抱いている理由

この作品では、彼らの病気を身体的なものではなく、精神的なもののように描写していました。
具体的な診断や結果はカットされたり、代替治療に対して懐疑的な意見を言った時も編集されたそうです。
自分たちの病気が理解されず、世界中の人々に精神的疾患だと思わてしまうという結果になりました。
作品が公開されてから、多くの視聴者から精神的なサポートが必要だなどという内容のことを何度も言われたそうです。

しかし、出演している7人はこのような内容になるとは聞かされていなかったので、公開されてから汚名を付けられたと感じ、不信感を抱いているようです。
カルメンを除く6人の出演者たちはSNSを通じてコンタクトを取り合い、行動を起こします。
作品公開によって苦痛を受けたと主張し、さまざまなアーティストや活動家、医療専門家がNetflixに番削除を求める署名にサインしました。

ジェイミソンの見解

ジェイミソンは他の参加者のためにも、ブログで真実を語っています。
ジェイミソンは作品への出演が決まった時は、自分の病との闘いを世界中に伝えられることに魅力を感じ、期待もしていたそうです。
撮影の前にインタビューに2回答える必要がありましたが、インタビューはそれぞれ1時間以上かかったそうです。
キャスティングプロデューサーはジェイミソンが話したり、画面を見るのは苦痛だと知っていました。
インタビュー中、プロデューサーは「痛いですか?」「苦しいですか?」と聞いてきましたが、ジェイミソンがうなずいても、インタビューを続けたそうです。
また、さまざまな指示があり、時間と労力を割いたけれど、お金が支払われることはなかったそうです。
さらに、作品のために不要な医療措置(チューブを引き抜き、新たにチューブを挿入した)を行った上に、そのシーンはカットされていたそうです。
また、ジェイミソンの母親をレストランで撮影していたときに、見知らぬ人がプロデューサーに何の撮影か尋ねたそうです。
その時、プロデューサーは「精神疾患」と答えたそうです。

ただ、作品の中で、エリック・ゴードン医師がジェイミソンを診察した時に「これは精神的な問題でない」と言ってくれています。
これは、他の出演者たちよりも幸運なことだったと言っています。

 

ジルの見解

「ドキュメンタリー」が「リアリティーショー」になるとは思いもしなかった。
もし知っていたら、決してサインしなかったと言っています。
このような内容で公開されたことで、嫌がらせを受けたり、批判されたりしているそうです。
ジルは、ジェニーンを利用していると批判されているようです。
しかし、撮影中はお金の問題をもっと議論するように促されたそうです。

友人のレオナルドに傘を遠くに置くように指示したり、喫煙している人に注意したりするシーンは、編集によってジルが狂ったように見えるよう編集されたと語っています。
また、ナギー医師についても、お金を搾取する悪徳医師のように編集されています。また、無免許のように見えるように編集されていました。
作品の中では、初めてナギー医師に診てもらうように映っていましたが、本当はその1年前からナギーの患者だったそうです。

ピラーの見解

ピラーは作品の中の「最も嫌われているキャラクター」と世間から呼ばれてしまいます。
夫から高額な治療費や生活費を受け取りながら、夫に対して冷たいからでしょう。
私も、見ていて夫がかわいそうと思いました。
しかし、ピラーは撮影シーンを操作され、言葉を編集されたことで、「邪悪で精神病の妻」として描かれてしまったと話しています。

参考文献:Mental Health:The Truth Behind Netflix’s ‘Afflicted’
JAMISON WRITES:Netflix and Hill: The True Story Behind “Afflicted”
Mental Health:Jill
NYLON:The Cast Of ‘Afflicted’ On Netflix’s Misrepresentation Of Chronic Illnesses

まとめ

作品の中では、彼らの病は精神的なものであるというような編集が確かにされています。
ただ実際、電磁波過敏症は日本では精神的な病とされていることが多いですし、精神的疾患ではないかと思ってしまうような場面もありました。

でも、原因や治療法が不明の症状に苦しむのはつらいですよね。
彼らに寄り添って理解することが必要です。
作品の中では徐々に回復していている人も多かったので、健康で過ごせるようになるといいなと思います。